【心理カウンセリング・発達支援】臨床心理士&公認心理師の資格を持つ心理カウンセラー

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心理カウンセリング・発達相談

 様々な精神的不調や生きづらさは、生まれ持った気質、育った環境のもとで形成された心の癖、自分の所属する組織の特性、現代社会・日本社会の特性の影響、そして何よりも「人」という存在の複雑性など、様々な要因が複雑に絡み合って生じています。またその背景には、心の病(双極性障害、統合失調症など)や発達の凸凹があることもあります。こうした複雑性を専門性に基づいて丁寧に見立て、その複雑に絡み合った心の糸を解きほぐし、来談者がその方のその方らしい道を模索できるお手伝いをさせていただきたいと思います。

 私たちは、15年以上の臨床経験の中で、一人、一人に合うカウンセリングが必要であることを痛感してきました。具体的には、認知行動療法、精神分析、ユング派夢分析(アートセラピーも含まれます)の技法を軸として、一人、一人、その人、その人に合うように、丁寧に真摯に対応していきたいと考え、開設しました。このようなアプローチを、専門的には統合的アプローチといいます。一つの学派に依拠するのではなく、多様な学派の視点や技法を生かし、総合的に、より効果的な心理援助を実現しようとするものです。

 専門的な心理カウンセリングとは、こちらから助言や指導をするものではありません。来談者の心の深淵にある解決の鍵を来談者自らが見つけられるお手伝いをしていきます。高い専門性に基づく丁寧な見立てがそれを実現していきます。

 ご本人やお子様の発達支援では、上記アプローチに加え、発達支援に必要な情報提供や環境調整も行なっていきます。

 詳しくは、Aboutの欄をご覧ください。

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About

 複雑な人の心の、その複雑性を謙虚に受けとめて、心理カウンセリング、及び、発達支援をしてきたいと考えています。

例えば、

  • 友人・恋人・家族とうまくいかない
  • なんとなくやる気が出ない、不安で落ち着かない、イライラを強く感じる
  • 疲れる、眠れない、心身の健康に心配がある
  • 体と心に違和感がある
  • 繰り返すウツ症状
  • 長引くウツ症状
  • 心の病があり生きていくのが辛い
  • 発達の凸凹があり、人や社会との折り合いが悪い
  • 発達の凸凹のあるお子様の子育てに悩んでいる
  • 発達の凸凹のあるお子様の不適応に悩んでいる
  • 職場での対人関係が上手くいかない
  • 職場でのストレス・いじめ、会社へ行けない、管理職のストレス
  • 将来のことで悩んでいる
  • 人生について悩んでいる
  • 自己理解を深め、自分らしい人生を生きていきたい
  • 自分の女性性と男性性について悩んでいる
  • 自分の生まれ持った性別に違和感がある

など、様々な精神的な不調や生活していく上での困難について、対応しています。
国家資格である公認心理師の依拠する公認心理師法に基づき、守秘義務を厳守いたします。その詳細は、初回面接時、書面とともにご説明いたします。また既に、精神科及び心療内科の医療機関に関わっておられる方については、公認心理師法の第四章第四十二条により、医師の指示を仰ぐ書面の提出をお願いいたします。これについても、初回面接時にご説明いたします。

ご提供できるカウンセリングの方法や支援

カウンセリングの方法:統合的アプローチ

 認知行動療法、精神分析、ユング派夢分析(イメージ分析)の技法を軸として、一人、一人、その人、その人、に合うように、丁寧に真摯に対応していきたいと考えています。このようにいくつかの技法を折衷融合させて心理カウンセリングを行うアプローチを、専門的には「統合的アプローチ」といいます。

 近年、こうした、一つの学派に依拠するのではなく、多様な学派の視点や技法を生かし、総合的に、より効果的な心理援助を実現しようとする立場を「統合的アプローチ」といいます。

 以下、それぞれの技法についてご説明いたします。

認知行動療法

 現在お困りのことについて、考え方や行動を変化させていくためのカウンセリングです。一般に7回から25回くらいで効果が表れます。心の内面を見ていくのではなく、考え方の癖に気づき、それを修正し、行動することにより、適応力をつけていきます。ただ、考え方の癖についての理解に、心理カウンセラーは、生活歴や生育史をおうかがいし、そこから専門性に基づいてその理解に役立つよう働きかけることもあります。

 専門的には、認知行動療法とは、認知(ものごとの見方やとらえ方、考え方のスタイル)と、認知された時に生じる感情や身体症状などをカウンセラーとともに探索していき、現在お困りのことについて、問題になっている部分や不適応になっている部分の、認知の癖を修正しながら行動も変化させていくことによって、精神症状や不適応問題を解決していく心理療法です。

 専門的には、以下2にある、A.T.ベックによって開発された認知療法に基づく技術と、1にある行動療法に基づく技術を適宜組み合わせて行う療法で、認知と行動に働きかける技法の総称です(イギリスでは、認知行動療法を総称して認知療法ということもあるようです)。

ここでは、認知行動療法を施行する場合も、精神分析的観点を扱いながら、また、来談者の準備性に応じてユング心理学的観点も扱うなどしています。それによって、シンプルに認知行動療法を受けるよりも、より深く幅のある自己理解につながります。

とはいえ、この場合、基本的に認知行動療法として実施するので、解決の期間は上記通りです。

精神分析的アプローチ

 精神分析というと、一つの心理学の学派、一つの心理カウンセリングの技法と思われている方も多いでしょう。けれど、フロイトが創始した精神分析も100年を超えた現在、実際には様々な学派と技法があります。

 子どもの頃、特に幼少期の親(主たる養育者)との関係から、今の性格傾向や、精神症状や、いわゆるトラウマなどを、来談者が自分を語ることによって見出していき、そこから生きていくのによりよい方向に自ら変容していくことを支援するような心理カウンセリングを力動的心理療法といい、その基本理念は、この精神分析にあります。

 幼少期の頃の家族関係の影響は、自覚できる部分とできない部分があり、できない領域を専門的には深層心理といい、力動的心理療法は、こうした深層心理を扱う心理カウンセリングです。

 ここで行なっている精神分析療法も、ユング派夢分析(イメージ分析)も、この深層心理を扱うアプローチである力動的心理療法です。ユング派は、家族関係だけではなく、もっと深く広大な深層心理(集合的無意識)を含みますが、それは、ユング派夢分析(イメージ分析)の項目をご参照ください。

 ここでの精神分析的アプローチは、関係精神分析、ピーター・フォーナギーのメンタライゼーションの理論もとりいれたものですが、以下、現在の精神分析の状況の紹介のあと、説明したいと思います。

 精神分析は、フロイトが創始してから既に100年以上がたち、現在では、様々な学派に分かれています。フロイトはヨーロッパのオーストリアの首都ウィーン出身の人でユダヤ人ですが、戦争でイギリスに亡命し、娘のアンナ・フロイトが、そこで、「自我心理学派」とよばれるようになった理論に基づくアプローチを行い、それがアメリカに渡って一時隆盛を極めました。

 ヨーロッパでは、他にも何人もの精神分析学派の分析家が排出されましたが、特にメラニー・クラインという「対象関係論」を提唱した女性分析家は、このアンナ・フロイトと大論争をしました。

 現在では、イギリスでは、精神療法の世界での精神分析学の地位が危うくなったときの危機感から、論争をやめて一緒にやっていこうという流れになり、イギリス精神分析協会に、

  • 自我心理学<アンナ・フロイト学派>
  • クライン学派:メラニー・クライン「対象関係論」に依拠する学派
  • 中間派

という三つの組織ができています。それぞれどういう心理療法なのか、については、追ってお話ししていこうと思っています。

 一方、アメリカでは、上記1941年の大論争から70年を経て、大きくクライン派(関係精神分析)への潮流が生じているという意見もある一方、スティーブン・ミッチェルという精神分析家が、「精神分析的対話」を創刊し、学派を超えて議論に参加できる組織作りをしており、学派間の相互乗り入れ、相互交流が活性化し、折衷派、多元論者、単一理論派もいるという自由度が増す展開になっています。

 つまり、精神分析といっても、精神分析に依拠する心理カウンセラーが一つの技法に基づく心理療法をやっているわけではなく、その基本理念は踏襲しながらも、多様なアプローチがある状況になっています。

 ここで行っている精神分析は、上記、対象関係論から発展した関係精神分析を軸としていますが、自我心理学、対象関係論、という「自我 vs 関係」という対立に寄らずに、その人、その人、に合うように、アセスメントし、アプローチしていきます。

 また、上記ピーター・フォナギーのメンタライゼーションというのは、この精神分析と、愛着理論を含む乳幼児発達研究の知見、神経生理的研究といった三つの領域の循環的な相互作用をとりいれたものなのですが、こうした神経心理学を含む脳科学の知見も取り入れていくことも重要であると考え、その人、その人に合う心理カウンセリングを提供していくことを志としています。

ユング派夢分析(イメージ分析)

 ユング派夢分析<イメージ分析>は、言葉で自己の内面を探ることを苦手とする方にも向いています。

 ユング派夢分析(イメージ分析)は、感覚的なところから自己理解を深め、優しく心を癒していけるアプローチです。ここでは、夢を語る、或いは、絵を描く、というだけでなく、写真や映像、香りなど、その方に向いている素材をその都度選んでいただいてカウンセリングしていくこともできます。言葉で自己の内面を探ることを苦手とする方にも向いています。 心の内面をゆっくりみていくことにより、人生全体に変化をもたらしていくものです。 また、より高次の自己実現(ユングはこれを「より自分らしくなっていく過程」と考え「個性化」と云いました)を実現していくことを目指したい方にも向いているアプローチです。

 精神分析が、幼少期の主に親子関係(主たる養育者との関係)、つまり過去にフィードバックしてみていくのに対し、ユングは、そうした要素の他に、意識にまだ達していない萌芽による未来志向的な側面や、意識と無意識との間で生じる補償関係(相反する要素が補い合う関係)を保ちながら協調して働いていく力に重きをおきました。

 そして、夢やイメージを扱うことにより、個人のごく限られた経験だけでなく、その人の属する社会から生じる文化的な要素や、人類に共通する普遍的な要素の影響、そして上記のような要素など、深く広く深遠なところ(集合的無意識)を含んで、自己理解を深めることにより、辛い症状の緩和や改善、自ら生きて行く道(方法)を自らに育んでいきます。夢やイメージから得られる要素がこうした個性化(変容)につながることは、ユングが、長期に渡る膨大な過去の文献や資料による研究と同時に長期に渡る心理療法の経験を積み重ねて見出されました。

 また、ユングは、老子の道教のテキストのひとつ「黄金の華の秘密」の心理学的観点からの注釈を書いたことをきっかけに、その後、老子の道教に触れ、特に「道(タオ)」の概念を自らの心理学研究にとりいれるなど、西洋の思想と東洋の思想の融合した心理学を構築していきました。アジア人である日本人の心に親和的な心理学ともいえるでしょう。

 ユング心理学は、多分に思想・哲学的なため、昨今の心理カウンセリングに、エビデンス(結果が出ることが研究によって確かめられていること)を求める、或いは、効率を求める、といった風潮にはのれないものでしょう。けれども、例えば、来談者にもわかりやすく、認知(ものごとの見方やとらえ方、考え方のスタイル)と、行動に働きかけて認知と行動の変容を目指す、(エビデンスが確認されている)認知行動療法をおこなっていたとしても、心理カウンセラーが、ユング派の観点から認知や行動に働きかけることにより、シンプルに認知行動療法を行うよりもより広く深く、幅のある自己変容、ユングの云うところの「生命を通じての理解」に繋がるアプローチになります。

 上記、集合的無意識については、元型(アニマ、アニムス、グレートマザーなど)、自己(seif)、または、象徴、布置、共時性など、様々な概念がありますが、それについては、また、ホームページのブログで、ゆっくりお話ししていきたいと思います。

 また、ここでは、前述通り、こうした深層心理学的心理療法の過程の中に認知行動療法を組み込む、などして、来談者のよりよい変容により役立つように、適宜統合的にアプローチすることを大切にしています。

発達障害の支援内容

お子様やご自身について

 困っていることを具体的にお伺いして、専門的な観点から、対策や対処方法をご提案しながら、ご本人の希望と照らし合わせ、支援していきます。

 お話を詳しく聞いた後、検査を受けた方がいいかどうかを話し合います。生活していく上で、検査を受けて学校での支援や会社での支援、公的支援を受けたほうがらくに生きていける、或いは、持っている能力を生かすことができる場合もあります。お子様やご本人については、親御さんの意思やご本人の意思を尊重して、検査を受診するかどうかを決めていきます。

 検査を受けなくても、困っていることを具体的にお伺いして、専門的な観点から、対策や対処方法をご提案しながら、ご本人の希望と照らし合わせて支援していくこともできます。検査を受けたい方には、よりよい検査機関をご紹介いたします。検査結果が出ている来談者への支援は、以下のようになります。

検査結果が出ているお子様やご本人

 検査結果と実際の生活場面で苦手なところを心理カウンセラーと共に具体的にみていくことにより、ポイントをわかりやすくリストアップしていきます。その結果に基づき、苦手部分への対策や対処方法を専門性からご提案し、ご本人が納得いく方法で、選択調整をしていきます。家庭や学校や職場などの環境調整が必要な場合は、その調整のお手伝いをさせていただきます。

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Service

初回面接50分8,000円
継続面接50分8,000円
文書作成料一部3,000円

教育分析及び個人スーパーバイズ

社会人50分8,000円
学 生平日50分6,000円
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ご利用までの流れ

ご予約お申し込み

カウンセリング 予約
カウンセリング予約

完全予約制となっております。
「お申し込みフォーム」に必要事項をご記入の上、ご予約ください。
(場所の詳細は、ご予約完了時にお知らせ致します。)

ご予約確定

カウンセリングルーム
カウンセリングご予約確定

ご予約をいただいてから、当店より『ご予約確認メール』をお送りいたします。この『ご予約確認メール』を受信されましたら、内容をご確認の上、ご返信ください。お客様からご返信があった時点で、ご予約確定となります。
【重要】kiritopia2010★yahoo.co.jp(★を@に読み替えて下さい)からのメールを受信できるように設定をお願いいたします。

お支払い

当日現金にて、カウンセラーに直接お渡しください。
※完全予約制での対応となっておりますので、大変申し訳ございませんが、初回当日のキャンセルに関しましては、理由の如何を問わず、100%の料金が発生いたします。 ご予定などをご確認の上でのご予約をお願いたします。2回目以降のキャンセル料については、各カウンセラーにお問い合わせください。

「とにかく愚痴を聞いてほしい!」という方も、「自分のことではないけれど、家族や友人のことが心配で。」といった方も、どうぞお気軽にご利用ください。

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安全に、安心してご利用していただくために

当サロンには、個人で活動されている様々なカウンセラーがいらっしゃっています。
カウンセリング契約は、お客様と各カウンセラーとの間で、直接交わして頂くことになります。
以下の事項をご理解の上、ご利用ください。

ご利用にあたって

  • Kiri&piaは、お客様およびカウンセラーとの金銭およびサービス内容等に関するトラブル等は一切責任を負いません。
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  • ペットの同伴
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